北海道で古くから天然の良港として栄えてきた室蘭の歴史と文化を、さまざまな視点で展示してあります。国指定の史跡「東蝦夷地南部藩モロラン陣屋跡」に隣接する博物館相当の教育施設で、埋蔵文化財を含む、約22,000点の資料が収蔵展示されています。縄文時代の土器や、開拓の歴史を物語る屯田兵の制服・官給品、また産業の発展をともに過ごした『タコ』と呼ばれた地球型の石炭ストーブ、港町のにぎわいが見えるような趣のある釣箱など、どれも室蘭市の歴史を見てきた展示物ばかりです。
名称 | 室蘭市民俗資料館(とんてん館) |
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所在地 | 〒050-0067 北海道室蘭市陣屋町2丁目4-25 |
TEL | 0143-59-4922 |
FAX | 0143-59-3715 |
URL | http://www.city.muroran.lg.jp/main/shisetsu/minzoku.html |
開館時間 | 10:00~16:00(入館は15:30まで) |
休館日 | 月曜日・祝日の翌日・年末年始・1月20日~3月19日(資料整理のため) |
入館料 | 無料 |
交通・アクセス |
JR東室蘭駅 西口駅前からバスにご乗車ください。 東室蘭駅西口より「白鳥台行き」、または「洞爺湖温泉行き」乗車 陣屋下車で徒歩3分 |
明治45年(1912年)に建てられた旧室蘭駅舎は、道内の駅舎の中では最古の木造建築物です。建築様式は寄棟造りで、明治の洋風建築の面影を残す屋根や白壁づくりの外観、外回りは入母屋風で「がんぎ」と呼ばれるアーケード洋式になっており、それらを保存した全国でも珍しい建物です。
駅舎としては100年の歴史を持ち、平成11年(1999年)には、国の有形文化財として登録され、平成22年(2010年)にはJR北海道の準鉄道記念物に指定されました。現在は室蘭観光協会の事務所として使用されており、ホールは展示などの会場として一般に開放されています。
名称 | 旧室蘭駅舎 |
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所在地 | 〒051-0022 北海道室蘭市海岸町1丁目5-1 |
TEL | 0143-23-0102 |
FAX | 0143-23-0203 |
URL | http://www.city.muroran.lg.jp/main/shisetsu/130010kanko-kyokai.html |
開館時間 |
4月~10月 8:00~19:00 11月~3月 8:00~17:00 |
休館日 | 1月1日 |
入館料 | 無料 |
交通・アクセス |
JR室蘭駅より徒歩5分、車で1分(約0.8キロメートル) 室蘭ICより車で20分(約9キロメートル) |
市内唯一の国指定史跡である「東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡」は、北海道内の代表的な近世末の陣屋跡の一つです。安政2年(1855年)勘定奉行、新渡部十次郎(新渡戸稲造の父)ら28人が事前の調査を行ない、箱館に元陣屋をおき、エトモ場所が営まれ天然の港であった室蘭には、ペケレオタ(白い、または明るい砂浜の意。現室蘭市陣屋町付近)に、出張陣屋を構築することを決めました。翌安政3年の3月(旧暦)から南部藩の村田宗吉ら大工18人、左官4人、屋根ふき5人、土方40人、きこりなど45人余りで造営工事が進められ、同年9月に陣屋が完成しました。
現在は、緑いっぱいに包まれ桜の名所にもなっています。
名称 | 東蝦夷地南部藩陣屋跡モロラン陣屋跡 |
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所在地 | 〒050-0067 北海道室蘭市陣屋町2丁目5-1~6 |
URL | http://www.city.muroran.lg.jp/main/org9420/mororan_jinyaato.html |
交通・アクセス | JR本輪西駅から車で10分 |